「社会は変えられる: 世界が憧れる日本へ」
2022/10/12の京都大学特別セミナー「成長機会としての日本の社会課題 ~ヘルスケア領域で期待されるベンチャー・イノベーション~ 」の中で、「人生100年時代を健康に生きる ー 社会政策から見たヘルスケア産業の可能性 ー」のキーノートスピーチをされ、興味を持ったので早速著書を読みました。
高度成長期に作られた現在の社会保障制度の課題を浮き彫りにし、100年に一度の変革期途上にある今こそ、人生100年時代(大還暦は120歳)を健康に生きることを目的として、21世紀型の人口構成に合った制度設計をすべきということを認識しました。
- 問題の本質を問い直す
1 私たちは何を間違えているのか ー 高齢化は対策すべき課題なのか
2 何を守り、何を変えるべきか ー 日本の国民皆保険は奇跡の制度
3 私たちは何に対応しなければならないのか ー 疾患の性質変化を踏まえて
4 何を実現すべきなのか ー 役割と生きがいを持ち続けられる社会へ - 時代に合わなくなった社会保障制度
1 社会保障制度見直しの視点
2 糖尿病 ー 不摂生は得?生活習慣病を容認する制度
3 がん ー 誰のための、何のための治療なのか?
4 認知症 ー お年寄りの役割と自由を奪うことで作られる
5 処方箋 ー 患者をもっと幸せにするために - 社会は変えられる! 時代に合わない「制度」、業界の「常識」への挑戦
1 社会の変化に対応できるか
2 おかしいことはおかしい!
3 流されてはならない
4 誰かがやらなければ
5 そこに課題があるなら
6 交渉とは闘うことではない - 世界が憧れる日本へ
1 お年寄りはもっと幸せになれる
2 民間保険で人生を豊かに楽しく
3 健康を楽しくおいしくするヘルスケア産業 ー 健康は我慢することではない
4 企業文化の転換 ー 真の働きから改革に向けて
5 地域包括ケアがめざすべきもの ー お年寄りの笑顔が溢れる街づくり
6 生きがいの場としての農業 ー 大規模化・効率化は本当に必要か?
7 「サ高住」から「シ高住」へ ー 誰もが役割と生きがいを持てる暮らしを
8 人生の完成に向けて ー ドラマの最終章はハッピーエンドで