「チーズはどこへ消えた?」
私は11年間マーケティング部に所属しましたが、マーケティング手法を論理的に学んだのはヨーロッパHQであるロンドンオフィスにいる4年間でした。その時に勧められたのがこの本。
『状況の変化にいかに対応すべきか』を説くお話で海外ではベストセラーとなりました。
今回、日本語版でもう一度読み直してみました。
2匹のネズミのスニッフとスカリー。単純さの象徴。
2人の小人のヘムとホー。複雑さの象徴。
彼らは迷路の中に住み、チーズを探します。
チーズは、私たちが人生で求めるものの象徴。仕事、家族、財産、健康、安定…
迷路は、チーズを追い求める場所の象徴。会社、地域社会、家庭…
ある日、そのチーズが消えた! ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは 、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに 旅立つ決心を…。
ホーは壁に書き付けた
「つねにチーズの匂いをかいでみること そうすれば古くなったのに気がつく」
「従来どおりの考え方をしていては 新しいチーズは見つからない」
「新しいチーズをみつけることができ それを楽しむことができるとわかれば 人は進路を変える」
「冒険を十分に味わい チーズと一緒に前進しよう」