今回の日本株高は本物か?

先週末の終値は3万3706円とバブル経済崩壊後の高値をつけました。
金曜日もお昼に日銀の金融緩和策据え置きのレポートで安心感から一気に上昇するなど、結果的に10週連続高で連騰記録で、記録ずくめの株高です。

今回の株高はホンモノなのでしょうか…

バブルもその崩壊も体験した身としては、今回はあの時とは少し違うなぁと肌感覚では感じていますが、それを説明してくれる記事とグラフがありました。

日本株を巡る大半の人のイメージは「人口減や少子高齢化、企業の低収益で、1989年末の最高値以降、長期低迷が続いた」というもの。
しかし日本株はバブル崩壊後の約20年最近の10年強を区別して考える必要がある。

<https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD090HH0Z00C23A6000000/>

株価は1株利益を反映する。株価を1株利益で割って割高さを判断するPER(株価収益率)で国際的に適正とされるのは14〜16倍。
89年末の日本株は約60倍と超割高で、修正に約20年かかったのが日本株の長期低迷だ。
適正水準になったのがおおむね2012年前後で、その後は「利益の増加とともに株価も上昇する普通の資本市場に戻っている」

<https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD090HH0Z00C23A6000000/>

正にこの通りで、バブルの時はどことなく浮足立って地に足がついていない感覚だったのですが、直近の1か月は別にしても、最近は株価がじわじわ上がっていく状況でも企業体質や収益とのギャップや違和感はそんなに感じなかったからです。

失われた30年とひと口で括るのではなく、バブル崩壊後の約20年と、最近の10年強を、区別してみてみる事によってナルホドと納得できました。

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