公共調達にカーボンフットプリント表示製品

政府、CO2排出表示で公共調達優遇
来年度から

(日経新聞 2023/02/24 朝刊記事)

政府は2023年度、原材料調達から廃棄までに排出する二酸化炭素(CO2)の量を表示した製品のみを公共調達で購入する取り組みを始める。まず床材のタイルカーペットで導入し、環境負荷の低い製品の調達を優先する。環境に配慮した企業経営を後押しする。

製品ごとの排出量を「カーボンフットプリント(CFP)」と呼び、環境影響に関する指標となっている。企業などで製品やサービスに明示する動きが広がる。

政府はグリーン購入法に基づき、製品やサービスを購入する際、環境性能への一定の基準を設けている。再生材の使用比率、燃費、有害化学物質の含有量などで定める。

タイルカーペットで23年度に、コピー機で24年度に、排出量の明示を政府調達の際の条件に加える。近く閣議決定する。その後は文具やオフィス家具、照明器具といった製品への対象拡大を狙う。

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