「仮説思考」
「仮説」が仕事の質とスピードを決める!
仮説思考とは?
仮説思考とは、物事を答えから考えることです。ビジネスパーソンが仮説思考を身につけると、情報の海に溺れずに問題解決を行うことができ、大局観をもって仕事ができるようになる。
そのためにも、意思決定において、今ある選択肢をいかに絞り込むかという視点で情報収集することが必要。
中小企業診断士<二次試験>においても、事例Ⅰ~Ⅲについては、「与件文」の最初と最後の段落だけを読み企業の概略を捉えた後に「設問文」を読んで 、その事例の解答方針全体像と各設問のについての「仮説」解答骨子を立ててから、与件文に戻って情報収取と仮説修正を行うことが、非常に効率的な解法であることは間違いなかった。
目次
序章 仮説思考とは何か
▪情報が多ければ正しい意思決定ができる?
▪早い段階で仮説をもてばうまくいく
▪現時点で「最も答えに近い」と思われる答え
▪仮説思考を身につけるために
第1章 まず、仮説ありき
1 なぜ仮説思考が必要なのか
2 先見力と決断力を支える
3 情報は集めるよりも捨てるのが大事
4 大きなストーリーが描けるようになる
第2章 仮説を使う
1 仮説をもって問題発見・解決に当たる
2 仮説・検証のプロセスを繰り返す
3 仕事の全体構成を見通す
4 人を動かすのに必要な大局観
第3章 仮説を立てる
1 コンサルタントが仮説を生み出す瞬間
2 分析結果から仮説を立てる
3 インタビューから仮説を立てる
4 仮説構築のためのインタビュー技術
5 仮説を立てるための頭の使い方
6 よい仮説の条件ー悪い仮説とどこが違う?
7 仮説を構造化する
第4章 仮説を検証する
1 実験による検証
2 ディスカッションによる検証
3 分析による仮説検証
4 定量分析の基本技
第5章 仮説思考力を高める
1 よい仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる
2 日常生活の中で訓練を繰り返す
3 実際の仕事の中で訓練する
4 失敗をおそれるなー知的タフネスを高める
終章 本書のまとめ
▪仮説の効用ー仕事が速くなる、質が上がる
▪気持ち悪くても結論から考える
▪失敗から学ぶー間違ってもやり直せばよい
▪身近な同僚・上司・家族・友人を練習台にする
▪枝葉ではなく幹が描ける人間になろう