再生可能エネルギー FIT制度とFTP制度

FIT制度:Feed-in Tariff。電力会社による固定価格での買取制度。 そのため、発電事業者は需要の多寡によらず、一定の単価での売電が可能。
FIP制度:Feed-in-Premium。再エネの売電価格に対し一定の「プレミアム(補助額)」を上乗せし、電力市場に統合しながら導入を促進する仕組。

https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/fip.html

きょうのことば固定価格買い取り制度 震災後に再生エネ後押し

(日経新聞 2023/01/31 朝刊記事)

▽…再生可能エネルギーの普及を後押しする国の制度。2011年の東日本大震災を受けて12年に導入した。10~20年の期間に限り、企業や家庭が発電した再生エネの電力を国が決めた固定価格で電力会社が買い取る。21年度の電源に占める再生エネ比率は20.3%で、制度が始まる前の11年度の2倍弱に増えた。

▽…太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスが対象。買い取り価格や期間は電源ごとにコストを勘案して算定し、年度ごとに見直す。費用は電気代に上乗せして広く電気の使用者から集める「再エネ賦課金」で回収する。太陽光の買い取り価格は制度導入時の1キロワット時あたり40~42円から23年度は同9.5~16円に下がる。再生エネ事業者の収益が悪化して新規導入が伸び悩みつつある。

▽…再生エネは世界的に火力や原子力などに比べて最も安い電源になりつつある。FITは再生エネが既存の電源と競争できる程度にコストが下がるまでのつなぎの制度だ。国内でも太陽光や風力などは段階的に市場価格で売り買いして事業者に一定の補助金を出す「FIP」制度に移行している。

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