スタートアップ事業支援プログラム【MINATO Incubator】

港区立産業振興センター

第4回の「創業初期における事業成長のリアル」に聴講参加

事業仮説の構築や初期ユーザーの獲得におけるポイント、インキュベーションプログラムなどの外部機会やクラウドファンディングの活用方法についての話。
株式会社天煌堂(2017年創業):大企業にてITやスマホを活用したソリューション立上げ運用を多く経験する中で、人は情報だけのソリューションに限界を感じ、悩みや不安を解決するにはリアルなものでなければできないと考え、2017年に天煌堂を起業。「日本の技術で日本を前向きにする」を合言葉に製品開発し、クラウドファンディングを6度実施。

今までクラウドファンディングの実態や活用についてはあまり理解していなかった分野であり、今回リアルセミナーで話を聞けたのは良かった。
・資金調達でクラファンを選んだ理由:
  まだ信用がないスタートアップでDebtは借りられない、VCなどのEquity調達は株主として意見を聞かないといけないので避けたい
・クラファンの目的:
  アイデアに基づいた商品を創って参加してくれたユーザー(ファン)でPoCを行うため
・クラファンを成功させるには:
  初日が大事、事前に告知根回ししておく、1,000人に声をかけても当日来るのは数十人で実際に参加するのは数人、Webサイトなど魅力的にアピールすること必要
・クラファンの課題:
  手数料が20%と高く、500万円くらいなら集めても集客の準備や工数など考えるとPoCにまわせる分はほとんどない
  今は商品を買うための予約販売のようになっている、それならクラファンではなくてTwitterやInstagramで告知・集客してECサイトで販売するのが良いかと考え始めている

クラウドファンディングとは

インターネット上でプロジェクトを公開して、不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、共感者や賛同者から資金を集める仕組みのこと

メリット:
・実績や提示できる数字がないスタートアップは銀行融資が受けられず、今までは実現が難しかったプロジェクトでも資金調達できる
・テストマーケティングを行うことができる
・リターンの形を商品やサービスとして設定できる

クラウドファンディングの種類:

  1. 購入型
    起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を支援し、支援者はそのリターンとしてモノやサービスを得る仕組みのクラウドファンディング。
    購入型という名の通り、支援者は起案者がリターンとして設定した商品やグッズ、サービス等を購入するような感覚で支援することができる。金銭的な見返りがリターンとなることはない。

    <CAMPFIRE、Makuake、kibidango>
  2. 寄付型
    起案されたプロジェクトに対して支援者がお金を寄付をする仕組みのクラウドファンディング。
    リアルな場でおこなう寄付と同様で、商品やサービスなどのリターンは基本的に発生しない。プロジェクトによっては、お礼として手紙や写真を受け取ることができる。

    <GoodMorning、READYFOR>
  3. 株式投資型(投資型)
    個人の起案者ではなく株式会社が行う資金調達の一つで、個人投資家へ非公開株を提供する代わりに資金を募る仕組みのクラウドファンディング。
    投資家は出資先企業の詳細な情報を参考に投資を行い、非上場企業の未公開株を取得できることが特徴。
  4. ファンド投資型(投資型)
    株式型と同じく企業がおこなう資金調達の一つで、特定の事業に対して個人投資家から出資を募る仕組みのクラウドファンディング。
    投資家は、売上等の成果や出資額に応じた金銭的なリターンを受け取ることができる。
    金銭的なリターンと合わせて、その事業で作られたモノやサービス、その割引券等が受け取れることもあり、金融商品としてだけでなく社会貢献性の要素が強いことが特徴。

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