EBITDA ≒ 営業利益 + 減価償却費
今朝の日経で、”企業に眠る140兆円、使い道は…もの作りから無形の富へ” という記事があった。
日本企業は失われた30年間で守りの経営を続けてきた結果、上場する1480社が保有する現預金は2023年末で約140兆円と最高の水準にある。
主要企業にアンケートを取ったところ、浮かび上がったのは無形資産への投資…という内容である。
同アンケートで日本企業がキャッシュを最も優先して投じるべき分野も尋ねたところ、人材投資が目立った。「リスキリングなど人材投資」「賃上げ」
人的資本やM&Aなどにキャッシュを使い、価値を高めるのが企業の本来の姿だ、キャッシュ巧者に変われるか…と書いてある。
また、無形資産(有力なコンテンツIP)が約10年で約4兆円に倍増したソニーグループは、エンタメで世界首位を狙えるまでになった。
事業が現金を稼ぐ力を示す指標とされるEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は金融を除き、23年3月期までの5年間で6兆4000億円にもなった。
良い機会なのでもう一度、EDITDAについて整理しておこうと思う。
EBITDAとは、Earnings, Before, Interest, Taxes Depreciation, Amortizationのそれぞれの頭文字で、それぞれ、
| Earnings Before Interest Taxes | 金利支払い前、税金支払い前、の利益 |
| Depreciation | 有形固定資産の減価償却費(土地や建物など) |
| Amortization | 無形固定資産の減価償却費(のれんやソフトウェアなど) |

つまり、
EBITDA ≒ 営業利益 + 減価償却費
である。
この数値は、(中小)企業が稼ぐ力の実態を、まず概略として捉えるのとても有効です。
一方で、EBITDAのその構成要素である営業利益 と減価償却費の比率もよく見て、設備投資よりも営業利益が大きな割合を占めている企業なのか、純粋に稼いだ額よりも将来を見越した投資が大部分を占めた企業なのか、といった視点で捉えることも大切です。

